923形新幹線電気軌道総合試験車

0番代概説

923-1

制御電動車（M1c）で博多方1号車として連結される電気試験車。信号・通信・変電関係および電車線関係の測定を行う。室内中央にはコンソール（操作卓）が集中配置されている。床下に主変換装置、CPを搭載している。なお、後位側出入口は山側のみである。

923-2

2号車として連結される中間電動車（M'）で、電気試験車。電力関係とトロリ線摩耗の測定を行う。室内にはトロリ線摩耗レーザ室、高圧室などが配置されている。屋根上に集電用と測定用のパンタグラフ（TPS302）を各1基搭載する。
923-2（幹トウ）
2000.10新製→2025.2廃車
2021年8月22日　小田原駅にて

923-3

3号車として連結される中間電動車（M2）で、電気試験車。屋根上には架線観測ドームが設置され、4号車に搭載された測定用パンタグラフを監視する。室内には電力データ処理室、測定用電源装置を装備する。東京方車端部には洋式便所と流し台が設置されている。床下に主変換装置を搭載する。
923-3（幹トウ）
2000.10新製→2025.2廃車
2021年8月22日　小田原駅にて

923-4

編成中間に4号車として連結される付随車（T）。軌道試験車で、軌道関係の測定を行う。室内は博多方から軌道データ整理室、コンソール、施設倉庫となっている。
923-4（幹トウ）
2000.10新製→2025.2廃車
2021年8月22日　小田原駅にて

923-5

5号車として連結される中間電動車（M2）で、電気試験車。3号車とともに架線状態監視用観測ドームが設置され、6号車の測定用パンタグラフを監視する。多目的試験を受け持ち、測定用電源装置、休憩室などが、3号車と同様に車端部には洋式便所と流し台が設置されている。
923-5（幹トウ）
2000.10新製→2025.2廃車
2021年8月22日　小田原駅にて

923-6

5号6号車として連結される中間電動車（M'）で、電気試験車。電力関係の測定を行い、室内は博多方からミーティングルーム、高圧室、機器室、資材搭載室が配置されている。2号車と同様に屋根上に集電用と測定用のパンタグラフを各1基搭載する。
923-6（幹トウ）
2000.10新製→2025.2廃車
2021年8月22日　小田原駅にて

923-7

東京方先頭車として連結される制御電動車（M1c）で、電気試験車として信号関係の測定を行う。添乗者用として、700系タイプの腰掛が50名分配置されている。写真は山側であるが、海側は前位が機器室となっているほか、後位側には出入口がない。
923-7（幹トウ）
2000.10新製→2025.2廃車
2021年8月22日　小田原駅にて

3000番代概説

923-3001

923-1に準じた電気試験車で、博多方1号車として連結される。
写真は走行中。
923-3001（幹ハカ）
2017.3新製
2025年6月1日　小田原駅にて

923-3002

923-2に準じた電気試験車で、2号車として連結される。
923-3002（幹ハカ）
2017.3新製
2025年6月1日　小田原駅にて

923-3003

923-3に準じた電気試験車で、3号車として連結される。
923-3003（幹ハカ）
2017.3新製
2025年6月1日　小田原駅にて

923-3004

923-4に準じた軌道試験車で、4号車として連結される。
923-3004（幹ハカ）
2017.3新製
2025年6月1日　小田原駅にて

923-3005

923-5に準じた電気試験車で、5号車として連結される。
923-3005（幹ハカ）
2017.3新製
2025年6月1日　小田原駅にて

923-3006

923-6に準じた電気試験車で、6号車として連結される。
923-3006（幹ハカ）
2017.3新製
2025年6月1日　小田原駅にて

923-3007

923-7に準じた電気試験車で、東京方先頭車7号車として連結される。923-7と比較して、屋根上にアンテナが設置されているのが目立つ。
923-3007（幹ハカ）
2017.3新製
2025年6月1日　小田原駅にて