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大井川鐵道オハフ33形


概説

元国鉄オハフ33形。

オハフ33形はオハ35系の三等緩急車として、戦前の1939〜43(昭和14〜18)年と戦後の1947・48(昭和22・23)年に606両が製造された。このうち戦前製の1〜346は丸屋根タイプで台車はTR23、戦後製の347〜606は折妻タイプで台車はTR34である。このほか、スハフ41形からの改造編入車607〜626、東田子の浦事故で被災したスハフ32 257を復旧させた627、スハフ42 18を軽量化して編入した630、TR23を履くオハ35形を緩急車化改造した1001〜1033、TR34を履くオハ35形を緩急車化した1501〜1568があった。

大井川鐡道にはオハフ33 215オハフ33 469の2両が在籍している。 両車とも1976(昭和51)年の蒸気機関車の動態保存に伴う旅客用として導入された。

オハフ33 215はスハフ34934として1941(昭和16)年3月に川崎車輛で製造され、同年10月にオハフ33 215に改番、1959(昭和34)年11月に電気暖房取付によりオハフ33 2215となった。1976(昭和51)年7月に廃車となり(最終配置は酒田)、同年11月に大井川鉄道に譲渡されてオハフ33 215として竣工した。戦前製のため丸屋根で、内装はニス塗り、台車はTR23である。大井川入線後は後位貫通路を閉鎖してテールマークを取付、照明を蛍光灯から白熱灯へ復元、扇風機も撤去された。塗色はぶどう色。

オハフ33 469は1948(昭和23)年3月に日立製作所で製造され、1976(昭和51)年7月に廃車となり(最終配置は岡山)、同年11月に大井川鉄道に譲渡された。車体は折妻で、台車はTR34。近代化改装車で、扇風機付きである。大井川入線後は前位貫通路を閉鎖、塗色を青15号からぶどう色に変更している。

大井川鐵道オハフ33 215

オハフ33 215

4・2位側を示す。貫通路が閉鎖されている。
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スハフ34934 1941.3新製→オハフ33 215 1941.10改番→オハフ33 2215 1959.11改造→1976.7廃車→大井川鉄道オハフ33 215 1976.11竣工
2014年3月1日 新金谷駅にて

大井川鐵道オハフ33 215

1・3位側を示す。
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2016年3月19日 新金谷駅にて

大井川鐵道オハフ33 469

オハフ33 469

3・1位側を示す。
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オハフ33 469 1948.3新製→1976.7廃車→大井川鉄道オハフ33 469 1976.11竣工
2017年12月16日 新金谷駅にて

大井川鐵道オハフ33 469

2・4位側を示す。尾灯が撤去され、貫通路は閉鎖されているが、着脱可能である。
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2014年3月1日 新金谷駅にて

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